公式リフィル4「対数計算尺」より少し本格的な計算尺を作成しました。 掛け算、割り算だけでなく、有効数字2桁程度のルート、3乗根、三角関数、対数、指数関数の計算ができるので簡易な関数電卓として使えます。 A41/4折りサイズです。 今回超整理手帳用台紙が発売されたことですし、あのテーマソングを口ずさみながら「工作」してみてはいかがでしょうか。
1.リフィル名 「できるかな計算尺」
2.ソースファイルの形式 PDFファイル
3.作り方
1)PDFファイルを厚手のA4台紙に印刷します。私は角形2号封筒を用いて試作しました。等倍で印刷してください。「縁なし印刷」では拡大印刷されたり、印字面が汚れる場合があります。
2)太い横の実線2本をカッターで切ります。3つの部品に分かれ、上から本体の固定尺、滑尺(CI、C)、滑尺(sin、 tan)となります。
3)各部の横の点線を正確に山折りにします。
4)本体の?の部分のY型の実線をカッターで切り、細い実線を山折りにして紙面の裏側へ正確に折り曲げます。細長い長方形の窓ができます。この部分で滑尺をのぞきます。
5)滑尺の?の部分を切り落とします。
6)本体を裏返して、?をスティック糊、両面テープ等で裏面に貼り付けます。長方形の窓の4つ頂点に5)?の三角形を貼り付け、窓を補強します。
7)本体の?の部分を切り落とします。滑尺をつまみ出す部分となります。
8)本体や滑尺の各部の横の山折り部を重しや定規を使ってしっかりと折り曲げます。
9)本体の細長い窓の上下にあるDの目盛りが上下一致するように注意し、本体の?と?の数カ所をセロハンテープ等で貼り合わせます。上下の目盛りが一致することが大事で、?と?に隙間や重なる分ができても構いません。
10)本体を裏返して単位換算表の中央部をセロハンテープ等で貼り合わせます。
11)本体を表に戻し、滑尺(CI、C)の?’を本体右側から?の下へ差し込み、?’を本体の?の下へ差し込み、滑尺を左に押し込んで、固定尺と滑尺の赤の目盛りを一致させて完成です。
4.計算例
1)割り勘
・26,800円を7人で割り勘する場合26,800円は約27000円とみて、D尺の2.7にCI尺の10をあわせる。CI尺の7の位置のD尺は3.86なので1人あたり約3860円、幹事は一人あたり3900円を集金する。
・26,800円を13人で割り勘する場合D尺の2.7にCI尺の1をあわせ、CI尺の1.3の位置のD尺をよむと1.08これは一人あたり約2080円となり幹事は一人あたり2100円を集金D尺とCI尺の数字を掛け合わせるとおなじ数字となるので、割り勘の頭数が数人増減しても、滑尺を動かさずにCI尺が示すD尺の数字を読めばよい
2)斜面の角度、標高差 ・道路標識で15%の坂がある。この坂の傾斜角度は何度か?滑尺(C、CI)を滑尺(sin、tan)に替える。 求める角度をXとすると、tanX=0.15固定尺と滑尺の赤の目盛りをそろえて、D尺の1.5の位置のT尺を読むと約8度32分よってX=約8度30分
・この坂の斜面を150m登ったときの標高差は何mか標高差をLとすると、L=150sinXS尺の左の赤い目盛りを1.5にあわせ、S尺の8度30分の位置のD尺を読むと2.22よってL=約22m
3)複利計算
・年率16%で成長したファンドは、複利で何年後に2倍となるか(1.16)^n=2n=log(2)/log(1.16) D尺の2の位置、1.16の位置のL尺の値を読むと0.065、0.30であるのでn=0.30/0.065=30/6.5 D尺の3にC尺の6.5を合わせ、C尺の10の位置を読むと4.63よって答えはn=4.6年 なお、関数電卓による正解はn=4.67年この計算の場合の有効数字は「年率16%」の2桁ではなく、「1.16」の3桁が必要。そのほか計算尺の詳しい使い方、種類、歴史ついては、次のHPが参考になります。 計算尺推進委員会:http://www.pi-sliderule.net/ 5.作成者 ぼこたん
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